近所に住む40代の女性の電話での会話を盗聴し、自宅のベランダから大音量で流したとして、警視庁は3日、東京都府中市の無職、岸継明容疑者(70)を東京都迷惑防止条例違反容疑で逮捕したと発表した。NHKなどが伝えた。
NHKによると、岸容疑者は近所の住人とトラブルが続いており、約3年前から動物の鳴き声や音楽などを流し、警察から注意を受けるなどしていたという。そして10月には、自宅2階のベランダからCDラジカセを使い、盗聴した会話を13回にわたって大音量で流したとされている。
岸容疑者は11月にも、会話を盗聴した女性2人を中傷する内容の看板を自宅前に設置したとして、名誉毀損容疑で逮捕されている。
産経新聞によると、岸容疑者は文部科学省の元職員で、複数の国立大学で事務局長を務めていたという。