大阪府寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さん(13)と星野凌斗君(12)が行方不明となり遺体で発見された事件で、大阪府警高槻署は1日午後にも、平田さんへの殺人罪で起訴されている契約社員、山田浩二被告(45)を星野君に対する殺人容疑で再逮捕する。複数の国内主要紙が捜査関係者の取材で明らかになったと伝えた。
この事件では、8月12日夜に平田さんと星野君が行方不明となり、翌13日深夜に大阪府高槻市の駐車場で、顔や手に粘着テープを巻かれている平田さんの遺体が発見された。死因は窒息だとされている。
一方、星野君は同21日、大阪府柏原市の竹林の中で遺体で発見された。平田さんと同様、顔や手には粘着テープが巻かれていた。しかし、遺体の損傷が進んでおり、司法解剖では死因を特定できていない。
山田被告は黙秘を続けており、2人の殺害現場などは特定できていないが、山田被告が星野君の遺体が見つかった竹林に自ら行ったことや、平田さんや星野君の顔や手に巻かれた粘着テープと同一とみられる商品を事件当日に購入していたことなどの状況証拠から、殺人容疑で立件可能と判断したという。