東京都稲城市の市役所に30日午後、原付きバイクに乗った男が突っ込み、油をまいて火を付けた。警察は既に男の身柄を確保しており、放火の容疑などで調べている。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、男は30日午後2時ごろ、稲城市役所1階の入り口付近に原付きバイクで乗り込み、横転したバイクから漏れた油に火を付けたという。一方、TBSは、男がポリンタンクのような容器に入った液体をまいたとも伝えている。男は20〜40代とみられる。
市役所1階では、カウンターや椅子、天井などが燃えたという。職員や市役所の訪問者は一時避難したが、けが人はなかった。
一方、読売テレビによると、男はナイフを持っており、意味不明な言葉で大声を出していたという。またTBSによると、男はナイフを振り回し、鼻にけがをした。
警察は建造物侵入と銃刀法違反の両容疑で男を現行犯逮捕。放火の容疑でも男を調べる方針。
稲城市役所は、稲城市東長沼にあり、京王電鉄相模原線・稲城駅から北東に徒歩10分程度の位置にある。