ゴミ箱に生後間もない長女を閉じ込め、窒息死させたとして、山形県米沢市に住む鈴木好美容疑者(23)と妻(17)が29日、傷害致死容疑で逮捕された。2人は「ゲームがしたかった。泣き声がうるさかった」と話しており、容疑を認めているという。毎日新聞などが伝えた。
同紙などによると、亡くなったのは鈴木容疑者夫妻の長女で、当時生後16日だった美蒼(みそら)ちゃん。今年5月7日午後10時ごろ、米沢市内にある自宅の寝室で、美蒼ちゃんを高さ約20センチ、直径約20センチの円形型のプラスチック製ゴミ箱に入れ、さらに別のゴミ箱を逆さにしてかぶせたという。
美蒼ちゃんの異変に気付き、同日午後11時半ごろに119番通報したが、翌8日午前1時50分ごろに死亡が確認された。
NHKによると、病院への搬送時、美蒼ちゃんは既に心肺停止の状態だった。死因は初め特定できなかったが、その後の研究機関などと協力した捜索で、美蒼ちゃんがゴミ箱の中で窒息死したと結論付けた。