高校3年の男性生徒(17)=石川県七尾市=が30日午後、「伯父を殺した」と同県中能登町の農協(JA)支店を訪れ、通報を受けて駆け付けた警察が生徒の話に従って近くのアパートへ行ったところ、アパートの住人であった無職の伯父(51)が首を刺されて倒れているのが見つかった。時事通信などが伝えた。
同通信によると、農協支店から警察には30日午後1時半ごろに通報があった。伯父は、首など数カ所を刺されて血まみれの状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
アパートの近くでは血のようなものが付着した包丁が見つかっており、生徒の服には血が付いていた。生徒は伯父を包丁で刺したと話しているという。生徒も右手にけがをしており、警察は回復を待って殺人容疑で取り調べる方針。
読売新聞が近隣住民の話として伝えたところによると、事件のあったアパートには以前、生徒と母親、母親の兄である伯父の3人が暮らしていたという。しかし1年ほど前に母親が亡くなると、生徒はアパートを出、伯父は1人暮らしだったという。