関西合同MEBIGミュージカル主催の第6回子どもミュージカル「天使の鐘」が28日、池田市民会館大ホール(大阪府池田市天神1-7-1)で開催される。兵庫県丹波市、明石市、そして大阪市にある三つの教会学校に通う子どもたちが、「家庭の愛」と「天国への希望」を体いっぱいのダンスと歌で伝える。
このミュージカルは、主催の関西合同MEBIGミュージカル代表で、丹波市にある祈りの家キリスト教会の玉置雅子牧師が中心となって6年前に始めた。当初、一教会の出演者7人で始めたこの働きは、徐々に関西圏に広がり、今では有志教会が合同で開催するまでになった。
出演するのは小中高生と幅広い年代層で、ほとんどがクリスチャンホームとは無縁の家庭で育った子どもたちだ。不登校の子どもや障がいを持つ子どもたちも一緒にステージに立つ。教派も異なる教会が協力し、1年かけて子どもたちを指導してきた。
子どもミュージカルといっても、単なる子どもの発表会のような内容ではない。その軸にはしっかりと福音があり、笑いと涙を伴ってイエス・キリストの愛を届けたいとの願いがある。
玉置牧師は、「このミュージカルを通して、次世代を担う子どもたちが『愛してるよ』『大切だよ』『あなたがいてくれるだけで、うれしいんだよ』、そんなメッセージを受け取り、またそのことを観客に発信していくきっかけとなれば」と話す。「子どもたちが胸を張って福音を伝える姿を、救われてほしい方とぜひ見てもらいたい」と参加を呼び掛けている。
MEBIGは、賛美、ダンス、ゲームを中心に、遊びと学びを融合させた新しいスタイルの教会学校。1985年に北海道札幌市の愛燐チャペル(内越言平牧師)で始まった。現在では日本だけでなく海外の教会でも取り入れられ、高い評価を受けている。
開演は28日(土)午後5時から(開場は午後4時半)。入場料1500円。問い合わせは玉置牧師(090・3842・5951)。