米アップル社は17日、「Apple SIM」の日本での販売を開始した。アップルの日本語版ウェブサイトの「Apple SIM」のページで、購入できる国としてオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国に「日本」が加えられた。ウェブサイト「CNET Japan」によると、全国8カ所にあるアプルストアで購入可能で、価格は税別600円。
Apple SIM を使うと、アップルが提携している通信事業者のデータプランを iPad 上で選べ、例えば、海外旅行へ行っても、海外版SIMを個別に入手することなく、現地の通信事業者のデータプランを選ぶことで、簡単に安価にインターネットを利用できる。
アップルのウェブサイトによると、アップルは現在、Apple SIM のために世界90以上の国と地域で主要な通信事業者と提携している。日本では、 au の「LTEデータプリペイド」(1GB1500円)が Apple SIM に対応し、訪日外国人が Apple SIM を利用する場合は、LTEデータプリペイドを利用することになる。LTEデータプリペイドは、契約事務手数料と月額基本使用料は無料。
Apple SIM の対応機種は、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4、iPad mini 3(いずれも、Wifi+Cellularモデル)。NTTドコモやソフトバクで購入した場合でも、iPad は海外ではSIMフリーとなるため、Apple SIM を持っていれば、海外現地の通信事業者のデータプランを選択可能だという。