Google や Apple、Amazonなどの米ITハイテク会社などが、自社ウェブサイトにブラックリボンやフランス国旗を表示させ、13日にフランス・パリで発生した同時多発テロへの追悼の意を示している。
Google のトップページには、検索ボックスの下に「ブラックリボン」と呼ばれる黒色のリボンが表示されている。この輪状に折った短い一片のリボンは、一般に「アウェアネスリボン(Awareness Ribbon)」と呼ばれ、それを身に付けることで、社会問題などに対して賛同の意思などを示すものだ。
さまざまな色があり、例えば、赤(レッドリボン)はエイズ撲滅、ピンク(ピンクリボン)は乳がんの予防・啓発、オレンジ(オレンジリボン)は反人種差別や児童虐待防止、児童買春・児童ポルノ根絶などの意味合いで用いられる。日本では、青(ブルーリボン)は北朝鮮による日本人拉致被害者支援などを示す。
今回、Google がトップページに表示させた黒色のリボン(ブラックリボン)は、追悼の意を示すもので、2001年に発生した米同時多発テロ(9・11)の際にも用いられた。
Apple も今回、フランス向けのページ(apple.com/fr/)で同じくブラックリボンを表示している。
一方、Amazon(amazon.com)は、トップページにフランスの国旗と、「連帯」を意味するフランス語「Solidarité」を表示させ、犠牲者への哀悼の意を示している。