第1回さいたま国際マラソン大会が15日、さいたまスーパーアリーナ発着で行われ、エチオピアのアツェデ・バイッサ(28)が2時間25分44秒で優勝した。2位は地元埼玉出身の吉田香織(34=ランナーズパルス)で、日本人最上位として2時間28分43秒を記録した。
さいたま国際マラソン大会は、昨年で終了した横浜国際女子マラソンの後継大会として今年初めて行われ、来年のブラジル・リオデジャネイロ五輪の女子マラソン代表選手選考競技会として行われた。日本陸上競技連盟が設定したリオデジャネイロ五輪の設定記録は2時間22分30秒で、厳しい結果との見方がある。
リオデジャネイロ五輪選考の大会としては、来年の大阪国際女子マラソン(1月31日)、名古屋ウィメンズマラソン(3月13日)がある。今年夏に北京で行われた世界選手権で7位入賞(2時間29分48秒)を果たした伊藤舞(31=大塚製薬)が既に内定しており、残るは2枠となっている。
4位は前日本記録保持者の渋井陽子(36=三井住友海上)で2時間31分6秒だった。