マラソン選手の中村友梨香(27)が3月に引退すると、中村が所属する天満屋女子陸上部が10日発表した。昨年1年休養し競技を離れ、自分自身を見つめた結果という。共同通信などが伝えた。
中村は引退の発表にあたり、「北京オリンピックやベルリン世界陸上に、日本代表として出場できたことを誇りに思う」(共同通信)としている。2004年に天満屋に入社し、08年の名古屋国際女子マラソンで初マラソンながら初優勝、同年の北京五輪代表に選ばれ、13位を記録した。
09年の世界選手権では女子1万メートルで7位入賞。これは日本勢最高だった。しかし、13年1月の大会を最後に、休養のため競技を離れていた。
引退会見の予定はなく、引退後は岡山県の天満屋倉敷店で通常勤務する。