伝説的な伝道者ビリー・グラハム牧師が7日、ミニストリーの後継者である息子フランクリン・グラハム牧師と共に97歳の誕生日を祝った。フランクリン牧師は父の近況と深い希望について、心温まるメッセージをソーシャルメディアに投稿した。
フランクリン牧師は若き日のグラハム牧師の写真と共に、「今日は父ビリー・グラハムの97歳の誕生日です!」と投稿した。「彼は16歳の誕生日の1週間前にキリストへの信仰を持ち、帰宅して母親に何をしたかを伝えました。彼は、自分の心が変わったことを確かに知っていたのです」
グラハム牧師はその歩みにおいて、最も偉大な伝道者の一人となり、非常に多くの人々に福音を伝え、キリストに立ち返るのを見てきた。彼はここ60年間で、最も影響を及ぼしたキリスト教伝道者といえるだろう。彼はギャラップ社による2014年最も称賛される人物リストの4位に上がり、1946年から2014年にかけて上位10人に58回ランクインした。この数は、ギャラップ社が調査を開始して以来、世界で最も多い回数だ。
90年代初頭、ビリー・グラハム伝道協会は、世界的に有名なグラハム牧師がパーキンソン病の初期であることを公表した。
2013年、ノースカロライナ州出身のグラハム牧師は、95歳の誕生日に「My Hope America(私の希望、米国)」という題の最後の説教をDVDにてリリースし、世界中で公開された。9月、グラハム牧師は「My Hope America(私の希望、米国)」の発表前から執筆していた『Where I Am: Heaven, Eternity, and Our Life Beyond(私のいるところ―天国、永遠、私たちの人生のかなた)』を出版した。それ以降、今回のフランクリン牧師のフェイスブックへの投稿までにグラハム牧師の健康状態について伝えられることは少なかった。
「父はもはや説教をすることはできませんが、知性はいまだはっきりしています」とフランクリン牧師はつづり、父の長年の望みについて書いた。
「父の願いは、世界中の人々のところに行って、人々への神の愛と、神がすべての人の罪を取り除くためにどのように御子イエス・キリストを天から地に送り、十字架にかけて死なせ、そして3日後によみがえらせたかを伝えることです。父の願いは、あらゆるところに住むすべての男女が、イエス・キリストを個人的な救い主として知り、信頼し、そして彼らの主として従うようになることです」と述べた。
ノースカロライナ州のニュースサイト「ABC11」によると、グラハム牧師は誕生日をモントリートの自宅で家族や友人と過ごし、またシャーロットにあるビリー・グラハム図書館では、グラハム牧師の誕生日を記念したイベントを行った。ローリーにあるノースカロライナ歴史博物館では、誕生日当日にグラハム牧師の業績をたたえる展示がなされた。
フランクリン・グラハム牧師のフェイスブックでのお祝いのメッセージはこちらから。