【CJC=東京】ブラジル・サンパウロ州のアパレシーダ聖堂には同国の連休中、約30万人の巡礼者が訪れた。邦字紙ニッケイ新聞などが報じた。
巡礼者が最も多かったのはやはり12日の「聖母アパレシーダの日」で、この日だけで18万人が訪問した。同日朝の最初のミサには3万人が集まり、サルバドール教区のムリロ・セバスチアン・クリエジェル大司教がミサを取り仕切った。
アパレシーダの責任者であるブラジリア教区のライムンド大司教は、家庭に関する司教会議出席のためバチカン(ローマ教皇庁)にいるが、同司教はバチカン放送で、2017年に教皇がアパレシーダを訪れる予定と発表した。同年は、アパレシーダのシンボルである褐色の聖母マリア像が発見されて300周年の記念年にあたる。
教皇は13年7月に「世界青年の日」出席のためリオデジャネイロを訪れた際、アパレシーダにも立ち寄っている。