【CJC=東京】米週刊誌クリスチャニティ・トゥデイによると、南部バプテスト連盟国際宣教局(IMB-SBC)は8月27日、宣教師600~800人と担当スタッフを削減すると発表した。同部門の赤字2100万ドル(約25億円)削減のためとしている。まず自主退任を呼び掛ける。IMBは現在スタッフ450人、所属宣教師4700人を擁している。
IMBの活動資金は、指定献金と同派協力プログラムからの基金によるものが大半。他は備蓄金取り崩し、米国外の資産売却による。
デービッド・プラット部長は「使い過ぎをそのままにはしておけない。短期的には財務上の責任を果たさなければならず、長期的には組織安定を目指す。行動しなければならない」と声明で述べている。
2015年6月現在、IMBの備蓄金は1億6800万ドル、予算3億100万ドル。その中で新たに宣教師42人を任命している。
経費節減のため、他派の宣教師との提携も模索する。「福音がいまだ届いていない人々に向かって、弟子を生み、教会を増やす国際的戦略をどうまとめるかが課題」だとプラット氏は指摘している。