「あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい」(マタイの福音書5章14~16節)
お祈りいただいたビル・ウィルソン先生のセミナーも無事終了しました。あいにくの雨続きで、沖縄では台風にも遭遇しましたが、1回も集会をキャンセルすることもなく守られました。そして、そんな中でも、新たに子どものスポンサーとなって支援をしてくださる方々が130名以上も起こされましたことを感謝します。私たちがこの働きを支援しているのは、単なる貧しい子どもへの人道支援ではなく、福音にこだわり、子どもたちの救いにつながる働きだからです。またビル先生のメッセージからも神の恵みを頂き、祝福された集会になりました。
台風が去り、いよいよ本格的な夏の到来。2015年の夏を楽しもうではありませんか。教会の各行事が祝福されますように応援し祈りましょう。暑さに負けずに積極的に外に出ていき、福音の種まきをしましょう。
今日のキーワードは、「光」です。私たちは、弱さ足りなさを抱えた存在です。けれど、その私たちが実は神に選ばれている「光」であることを思い起こしましょう。悩み、辛さに埋没し、暗闇を嘆いているだけでは、何も問題は解決しません。暗闇にたった1本でも光を灯しましょう。イエスは、「あなたがたは世の光です」と不出来な弟子たちに期待し続けたのです。私たちも彼らと同様にクリスチャンとしての使命が与えられているのです。
1. あなたも神によって「光」とされた者
「光」の反対側には、「闇」があります。光が必要なのは闇が存在するという事実があるからです。あなたの職場、ご家庭も、上手くいっているように見えても「闇」の部分があります。その「闇」にどのように対処していますか? 愚痴ったり、諦めたりしていませんか? 闇の中の光として来られたイエス、そのイエスによって私たちも光を放つことができるのです。あなたは、イエスが選んでくださった小さな「光」、この事実、この恵みをしっかりと自覚し、クリスチャンの使命を果たしましょう。
2. 「光」は皆のために輝く
「光」は自分のためだけでなく周りのために輝く使命があります。イエス・キリストの「光」は、皆のものです。救いの証しは、思い出して自分が恵まれるだけでなく、誰かに伝えてこそ光を放つのです。隠すべきものではありません。皆の前で堂々と証しをし、伝道しましょう。どんなに小さな「光」でも、「光」は「闇」に打ち勝つのです!
3. 神の「光」をあがめることになる
あなたがたの小さな「光」を通して、神があがめられるのです。「闇」の中の小さな「光」である私たちが、まことの光であるイエスを人々が知るための接点になるのです。その結果としてイエスを遣わされた神があがめられるのです。絶対に「闇」に負けないイエスの「光」「命」「救い」を再確認しましょう。
小さな「光」にしかすぎない私たちにも使命が与えられていることに感謝しましょう。「光」として、既に遣わされている各々の現場で、私たちを通して神があがめられるように「光の子」らしく、常に喜び、祈り、感謝をもって行動してまいりましょう。
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万代栄嗣(まんだい・えいじ)
松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。
また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。
国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。