第4回聖書クイズ王決定戦(日本聖書協会主催)が6日、名古屋市金山のサイプレスガーデンホテルで行われた。このイベントは、聖書愛読・通読運動の推奨を目的とした新しい試みとして、同協会が昨年、東京と大阪で開催。今年は先月に福岡大会が行われ、それに続く名古屋での開催となった。
今回は、前回の福岡大会に並ぶ過去最多の14チームが参加し、観客も含め参加者は100人を超えた。同協会の担当者によると、参加者募集の段階から関心が高く、名古屋市内からだけではなく、愛知県全体、また岐阜県からも参加者が集まった。教派を超えた多くの教職者、信徒、地元ミッションスクールの生徒・学生たちが参加し、参加者の3分の1は10代から20代の若者たちだった。
クイズはこれまでの大会と同様、○×、選択、ビジュアル、筆記と形式を変えながら出題。予選ステージで多く得点した上位3チームが決勝ステージに勝ち上がる仕組みで行われた。若い層の参加者が多かったこともあり、会場は熱気に包まれた。恒例の個人戦タイムとミニ・コンサートも予選と決勝の間に行われ、盛りだくさんのプログラムに、参加者全員が楽しいひとときを過ごした。
個人戦タイムは、各チームの応援に駆け付けた観客もクイズに参加することができ、正解者には賞品が贈られる。今回のミニ・コンサートのゲストは、クリスチャン歌手の竹下静さんだった。
予選ステージは、高得点をマークするチームが続出し接戦となったが、僅差で勝ち残った3チームが決勝ステージに進出。日本キリスト改革派春日井教会の牧師と信徒による「青いカブトムシ」チームが、決勝ステージの白熱した戦いを征した。「聖書クイズ王」に輝いた同チームには、クイズ王認定証と副賞の北海道旅行が贈られた。
参加者からは「新しく学べたことがたくさんあった。もっと聖書に親しみたい」といった意見が多く寄せられたといい、同協会の担当者は「聖書愛読の広がりを目的としたこのイベントの、確かな手応えをあらためて感じることができた」と話した。
聖書クイズ王決定戦は引き続き、8月29日(土)に札幌市で開催される。担当者は「ぜひ、次回の大会に、あなたも聖書クイズ王を目指してチャレンジしてほしい」と参加を呼び掛けている。過去の大会レポート、今後の開催予定、参加申し込みなど詳細は、聖書クイズ王決定戦のサイトまで。