全国の神社などに油のような液体がまかれていた事件で、千葉県警は、事件に関与した疑いが強まったとして、キリスト教系宗教団体の創立者で米国在住の日本国籍の男(52)の逮捕状を取った。朝日新聞など国内メディアが1日、伝えた。
同紙が関係者の話として伝えたところによると、この男は2013年に団体を設立。遅くとも同年夏ごろから、中国地方や九州地方の神社などで油をまいていたことを、信者向けの集会で証言していたという。
千葉県香取市の香取神宮の建造物に液体をかけた疑いが持たれており、防犯カメラには男に似た不審な男の姿が映っていたという。奈良県や京都府での同様の事件との関連も慎重に調べる方針だという。
一方、別の報道によると、この男は医師でもあり、現在米国にいるため、千葉県警は帰国を待って事情を聴き、容疑が固まり次第逮捕する方針。