津田塾大学(東京都渋谷区)は22日から、2015年度「津田梅子賞」の応募受け付けを始めた。同賞は、同大創立110年を記念して創設されたもので、現代社会にきわだった影響を与えたとされる個人あるいは団体に贈られる。
今回で5回目となる同賞は、同大の創立者・津田梅子のパイオニア精神にちなみ、女性の未来を開く可能性への挑戦を顕彰することを目的としている。津田が生きた時代から1世紀余りがたち、明治の日本とは違った困難が、グローバルにもローカルにも現れている現在、「津田梅子であれば何に取り組み、そして何に挑戦しているでしょうか」と同大は問い掛けている。
具体的に選考対象となるのは、さまざまな分野で先駆的な活動を展開した女性、もしくは、女性の可能性を広げる取り組みを行う個人(性別は問わない)または団体で、選考委員会の選定を経て決定する。受賞者には、副賞として賞金30万円が贈られる。
過去の受賞者には、元女子マラソン選手の有森裕子氏や、遺伝子解析用のDNAコンピュータを世界で初めて開発した唐木幸子氏など、世界的に知られる人々が名を連ねている。昨年は、松江市立女子高等学校生徒会執行部が、地域での継続的なエイズ啓発活動を評価され選ばれている。
応募は他薦に限り、受付期間は7月16日(木)まで(必着)。贈賞式は10月11日(日)に行われる。推薦書は同大のサイトよりダウンロードできる。
推薦書の提出および問い合わせは、同大企画広報課内「津田梅子賞」事務局(〒187−8577 東京都小平市津田町2−1−1、電話:042・342・5113、FAX:042・342・5121、メール:[email protected])まで。