【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)教理省は、米国の女子修道会・宣教会の連合組織「修道女会指導者会議」(LCWR)の教義面での評価を完了した。バチカンとLCWR双方は、評価完了を歓迎するとの声明を発表、これ以上のコメントはしないことで合意した。LCWRの指導者は16日、教皇フランシスコと会見した。
LCWRに対する教義面での評価は、2008年から14年まで行われた米国の女子宗教者協会に対する使徒的訪問(バチカンの査察)に続くもの。
「今回の措置の完了に当たって、教理省は、イエス・キリスト自身に集中し、教会の伝統に根ざすという宗教者生活のビジョンを育てることで、LCWRが加盟組織を支援するという使命を明らかにしたと確信する」と同省長官のゲルハルト・ルードビッヒ・ミュラー枢機卿は語った。