ニューホープ・ジャパンが主催する「チームでする教会づくり(DCAT)2007JAPAN」が26日、東京・練馬区の聖書キリスト教会・東京教会を会場に開催された。2日に渡り、神様が一人ひとりに描く夢を知り、与えられた賜物が何であるかを理解し、リーダーとしての素質を磨き現していくための学びを行った。
初日のジェネラルセッションでは、ハワイ出身でニューホープ東京の主任牧師であるサタラカ・サタラカ師が、「夢を解き放つ人になる」と題してメッセージを伝えた。
セッションは配布されたテキストによって進められ、サタラカ氏は、神様の御心に沿った夢には大きな力があり、全てのことは誰かの夢がきっかけとなって始まり、希望と生きる力を与えるのだと、パワーポイントを使いながら説明した。
サタラカ氏は、神様の御心に沿った夢を持ち、自分自身に与えられた賜物と情熱を育て、周囲の人たちに秘められている可能性を見る目を養うことが重要であると伝えた。
また、信徒達一人ひとりの賜物を生かした奉仕の中で、牧師やリーダーと呼ばれる者の役割は人々を助け整えるものと告げ、「一人が10やるのではなく、10人が一つのことをする。それがチームでする教会づくり」と全体的な意識で行うことの大切さを伝えた。
サタラカ氏は、エペソ人への手紙で神様が与える賜物に多様性があると述べられていることから、様々な賜物を持った人々によって教会が形成され、チームによって進めていくことこそが神様によるデザイン(計画)であると語った。
ニューホープが日本宣教において大きな成長を遂げ続ける原動力が、「チームという全体で一つ」という意識を原則にした教会づくりを行ってきたことにあることを示す内容に、様々な関心が寄せられている。
サタラカ氏は、ハワイから日本に宣教しに行こうとする時に、様々な否定の言葉や諦めさせようとさせる働きかけがあった体験を語り、「夢は挑戦。あなたには無理だよと言われても、神様だけに耳を傾けること」「神はあなたの夢を追求しなさいとおっしゃる」と力強く語った。
「私たちに夢がある、しかし過去の傷によって見れなくなるときがある。この夢を見ることが出来るようにするのが牧師の役割」とサタラカ氏は語り、「私達がする全てのことが誰かの魂につながる、救いのセッティング」と、会場に集まった350人の参加者が賜物を生かし、救いへの情熱をもって、主による癒しと恵みを伝えられるリーダーとなって欲しいと伝えた。
「このカンファレンスを通して、ニューホープだけでなく、日本全ての教会に力をつけてほしい、これがチームです」。サタラカ氏は盛り上がるDCAT閉会の場で、日本のクリスチャン全体がチームとなって、1つの目標に向かい、それぞれの賜物を生かし合いながら宣教が行われるという希望と願いを語った。