アフガニスタン国内をバスで移動中、イスラム原理主義組織タリバンに拉致、殺害された韓国人グループ23人の内、19人が所属するセンムル長老教会は25日、韓国政府から人質救出で必要になったとして請求されていた費用約6000万ウォン(約760万円)を全額支払ったことが分かった。
事件を巡っては、政府とタリバンとの直接交渉によって人質の救出には成功したものの、政府からの渡航自粛の呼びかけがあったにも関わらずメンバーをアフガニスタンに派遣したとして、同教会に対する批判が高まっていた。
韓国政府は、被害者の帰還航空運賃や現地での宿泊費、国内での入院費などを請求。センムル教会は、「教会は返金の約束をしており、内容を確認してから支払う。信者からの献金でまかなえる」と答えており、今回、政府の外交部、国防部、航空会社などの指定口座に指定の金額を振り込んだという。