「ただ神様のために歌いたい」「一人でも多くの方に、神様の愛を伝えたい」――そんな思いが心の中で膨らんで作られたアルバム『DonDon DanDan(どんどんだんだん)』。CMC(Chihoko Music Creation)の知保子コストナーさんによる3枚目のアルバムが、2月にリリースされた。
ワンコイン(500円)で買えるこのミニアルバムには、神への愛が溢れる3曲が収録されている。アルバム名にもなっている「DonDon DanDan」は、神の愛を知らない子どもたちに、神を信じることで誰でも天国に行けることを伝えたいという、祈りの中から与えられた。アップテンポなメロディーで、聞いていてとても心地よい。
「どんどんどんどん 近づいていく だんだんだんだん 見えてきた」と繰り返すこの歌は、神の愛を受け入れるのに躊躇(ちゅうちょ)して、天国という光を前に尻込みしてしまう人たちに対する応援ソングだ。「もっともっと近づいて行こう 約束の地に 天国の扉を目指して 進んで行こう」と歌う知保子さんは、神の愛に限界がないことを教えてくれる。
笑顔が素敵な知保子さんだが、昨年とてもつらい出来事が起きたという。その時に与えられた曲が、2曲目「Carry on(生き続けなさい)」だ。「Carry on Carry on 朽ちたこの身に 吹き込まれた新しい命」という歌詞は、神からの「Carry on」という言葉で、知保子さんの朽ちた身に新しい命が吹き込まれたことを歌っている。
「打ちひしがれて泣いていたときに、『Carry on 生き続けなさい・・・』そう何度も聞こえてきました。歌詞の通りの体験をしましたが、神様が私に寄り添ってくださり、癒やしてくださいました」と知保子さんは話す。そして、「どんなに深い傷があっても、神様は完全に癒やすことができるお方です。そのことを、いま苦しんでおられる方にお伝えできたらと思って、歌わせていただいています」と歌に込めた思いを語る。「きょうを、あすを、生きることがもうできない、そう思うときでも共におられる主が癒やし、慰めを与え、支えてくださる」という知保子さん自身の証の歌だ。
3曲目は、何度となく襲ってくる人生の嵐や試練は、最善の日に導かれるためのプロセスであったことを知ったときに与えられた歌だという。「この道」と名付けられた歌の中で、知保子さんは「この道の先にあるものは 今は見えないけれど 迷わない だって命を差し出して守ってくれたあなたと ずっと一緒にいられるから」と優しく歌う。そして、「神様がいつも道を照らしてくれることを信じて」と、未来への希望で締めくくる幸せな気持ちで終わる歌だ。
知保子さんは、幼少期に受けた体験のために心に大きな傷を負い、心を病み、適応障がいを患ったことがある。自分が癒やされた体験をしたことから、この回復の奥義を心に傷を持つ人々に伝えたいという願いで、活動を続けている。今回リリースされた『DonDon DanDan』も、その願いが満ちたアルバムだ。
国立音楽大学出身の知保子さんは、同大を卒業したあと、自身の心の回復の過程で次々に歌が与えられ、2011年2月にファーストアルバム『Sound from Heaven(天国の音)』をリリースし、シンガーソングライターとしてデビュー。その後、2014年4月にCD付き絵本『小さな花の物語』を、同年6月にはセカンドアルバム『Who am I』をリリースした。今年は、4月8日~21日に米国でコンサートツアーを行うことが決まっており、さらに、10月15日~23日には大阪コンサートツアーも行う。
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