詩人・尹東柱追悼の集い「詩人尹東柱とともに」が、2月22日(日)に東京都豊島区の立教大学池袋キャンパスで行われる。主催は詩人尹東柱を記念する立教の会。
尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~45)は朝鮮出身のクリスチャン詩人。1942年4月、平沼東柱という日本名で立教大学で約半年間学び、日本の植民地政策による弾圧の中、平和への願いを込めて数々の詩をハングルで書き続けた。その後、同志社大学に編入した翌年、治安維持法違反の疑いで逮捕され、1945年2月16日未明、獄死した。享年27歳。没後70年の現在も、尹東柱のきよらかな詩とその生涯は多くの人々の心を捉え続けている。
講師は、作家、歴史研究家、『尹東柱評伝』著者の宋友恵(ソン・ウヘ)氏。
同時開催で、尹東柱遺稿・遺品巡回展示会「詩人尹東柱27年の生涯」が、2月21日(土)~25日(水)に立教大学内で行われる。問い合わせは、担当の楊原(やなぎはら)(メール:[email protected])まで。
日時:2015年2月22日(日)午後2時~4時半
場所:立教大学池袋キャンパス 立教学院諸聖徒礼拝堂(チャペル)(住所:東京都豊島区西池袋3−34−1)
費用:資料代・一般1000円、学生500円
■ プログラム
1部:追悼セレモニー
礼拝・詩の朗読(日本語・韓国語)
2部:講演会「詩人尹東柱が夢見た世界(윤동주 시인이 꿈꾼 세상)―尹東柱が願った世の姿を詩と散文を通して探る―」(講師:宋友恵氏)
■ 同時開催:尹東柱遺稿・遺品巡回展示会「詩人尹東柱27年の生涯」
詩人・尹東柱の遺族と韓国延世大学校の協力を受け、尹東柱の遺稿・遺品(複製品)の展示会を行う。展示物は、尹東柱の詩稿ノート2冊、手書きの自選詩集「空と風と星と詩」、立教大学在学中に立教のマーク入りの便箋に書いて友人に送った5編の詩など。
日時:2015年2月21日(土)~25日(水)午前10時~午後5時(21日は午前11時~午後5時)
場所:立教学院展示館(メーザーライブラリー記念館)
費用:入場無料
○ 他プログラム
・21日(土)午後2時:トーク、他
多胡吉郎氏(作家、元NHKディレクター)による「NHKスペシャル『空と風と星と詩~尹東柱・日本統治下の青春と死』(1995年放送)制作の思い出」
・25日(水)午後2時:朗読会「焚火のようにその詩を囲み」(ゲスト:松岡みどり氏・女優)
・期間中:卒業制作DVD『たやすく書かれた詩』(作:権ミンソク氏 / 39分)上映