イラク・ジャーナリスト権利擁護協会(IJRDA)は28日、イスラム教過激派組織「イスラム国」に拘束されている日本人ジャーナリスト、後藤健二さんの即時解放のため、アラブ連盟やイスラム協力機構に介入するよう求める声明を発表した。
同協会は声明で、「イラク・ジャーナリスト権利擁護協会(IJRDA)とイラクの全てのジャーナリストは、アラブ連盟とイスラム協力機構が、イスラム国(ISIS)に拘束されている日本人ジャーナリストの後藤健二さんの解放に向け、仲介に入るよう呼び掛ける。このわれわれの日本の友は、人類の友であり、またアラブの人々の友だ。彼は平和を愛する勇敢なジャーナリストであり、われわれの友の命を救うために、早急に介入するよう求める」としている。
イスラム国は27日深夜、後藤さんとみられる男性の新たな画像と音声を公開し、24時間以内に、ヨルダンで収監中のイラク人女サジダ・アル・リシャウィ死刑囚を釈放するよう求めている。