これから日本にリバイバルが広がり、私たちは戦いに出ます。ギデオンの戦士たちも戦いに行きましたが、その中には恐れる者がいました。その者たちは帰っていきました(士師記7章)。
神様は間違いなく日本のリバイバル、世界のリバイバルを導かれ、最後に終わりの日が来ます。それは定まっている事実です。そのことについて、自分にはあまり関係がない、今の問題が解決すればそれでいいのだと思っているならば、天に宝を積めません。
私たちは、神様に何を求めているのでしょうか。自分の病や経済問題の解決でしょうか。では、それらの問題がすべて解決されたとして、「神様、ありがとうございます」と天国に帰ったとき、神様はあなたに何とおっしゃるでしょうか。はたしてそれだけで「よくやった」とおっしゃるでしょうか。
前回は、アブラハム、モーセ、ヤコブの話を見ました。モーセは200万人、300万人ほどの民をカナンの地に連れていく使命を受けていました。彼は40歳で神に召され、その後40年間、訓練の中で自分を砕かれ、イスラエルの民をカナンの地に連れていきました。ヨセフは13年間の試練を受けて、30歳で総理大臣になり、神の業をなしたのです。
モーセは80歳で立ちましたが、40年間神様に鍛えられ、整えられました。しかし、それで彼の人生が終わったのではありません。そこからが始まりだったのです。
私たちには、40年間もの長い訓練を受ける時間はありません。試練とは、私たちを鍛えることです。つまり、あなたを整えることです。今、さまざまな問題で悩んでいるかもしれません。しかしそれは、あなたがその問題に対して、神様が答えてくださることを確信しておらず、すでにそこにある答えを取りにいかないだけかもしれません。
「神は私の神であり、この問題、祈りはすでにかなえられた! エペソ1章3節にあるように『神はキリストにあって、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました』ので私は悩みません!」と信じ切るなら、それは、もはやあなたの問題ではありません。しかし、「まだ祈りはかなえられていない。まだ解決していない」とつぶやき続けるなら、問題が解決されることはありません。
クリスチャンは、信仰によって「問題はすでに解決している!」と知る人です。目に見えるところには、解決がないかもしれない。しかし、目に見えないところに、神様の答えがすでにそこにあると確信している人は、まるで手元にお金がなくとも銀行に預金があるのと同じように、問題がすでに解決しているのです。
Ⅰペテロ2章24節にあるように、「キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです」と過去形で書かれている真理が、そこにあるのです。しかし、「神様、まだ治っていません。いつ治るのでしょうか」とつぶやくなら、あなたの人生は自分の問題と闘うだけの人生で終わります。
神様は今、あなたに何を望んでおられるのでしょうか。日本はすでにリバイバルに突入しています。リバイバルのために用いられるのは、整えられた人です。目先の問題にだけ悩んでいる人を、神様は用いられません。神様があなたに今何をしようとされているのか、今何を計画なさっているのかを、ぜひ求めてください。
■ 神があなたに望まれていること:(1)(2)(3)(4)(5)(6)
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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