神様があなたに望まれている2つのことがあります。
「そこで、イエスは彼に言われた。『「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」これがたいせつな第一の戒めです。「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです』」(マタイ22:37~40)
まずは、自分が神様に愛されているという自覚を持たなければいけません。あなたが神様に愛されていることは、間違いのない事実です。そして、神様があなたにこのようにおっしゃっています。「私を愛してほしい」。これが神様の願い、望みです。イエス様はペテロにおっしゃいました。「わたしを愛しますか」(ヨハネ21:15)
神様はあなたを愛しておられます。あなたが神様のもとに帰ってきたら「死んでいたものが生き返ったのだ」と抱きしめて、一番いいごちそうと着る物を与えてくれるのです(ルカ15:11~32)。
神様の愛は、アガペーの愛です。ですが、私たちの内にアガペーの愛はありません。ですから、第一のステップは、自分がこの神の愛、アガペーの愛で愛されていることを信仰生活の中で体験していくことです。「人知をはるかに越えたキリストの愛」(エペソ3:19)と聖書にあります。これは、親から受けることのできない愛です。神に愛されて初めて、これが神の愛かと知るわけです。そのようにしてアガペーの愛を知った私たちは、同じアガペーの愛で神様を愛していくのです。
「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」(ローマ8:28)
「神に愛されている人々」ではなく、「神を愛する人々」です。神様を愛しているので、礼拝する、献金する、また奉仕をする人になるべきです。あなたがこの第二段階に進んだとき、すべてがGod Timingになっていくのです。なぜなら、神様の御心を行おうとしているからです。カナンの地を目指すモーセのように、敵がいてもすべて勝ちます。なぜなら、神の命令に従って、神を愛しているからです。
「神を愛している証拠を見せてください」と聞かれたら、あなたは何と答えますか。
「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります」(ヨハネ14:23)
私は聖書のみことばをたくさん覚えました。みことばをたくさん繰り返し告白しました。聖書のことばに絶えずより頼み、生活の中でも黙想します。神のことばがイエス様です。ですから、イエス様を愛するなら、いつもイエス様の考え、イエス様のことばとともに生活しているのです。神を愛しているからです。
私たちがよくしてしまう間違いは、古い自分で人を愛そうとすることです。古い自分ではできません。新しい自分、神の愛で愛するのです。ペテロでも「わたしを愛するか」と問われた時、「フィレオー、人間の愛で愛します」と答えました。イエス様が「フィレオー、人間の愛で愛しますか」と言われたのでやっと「はい、愛します」と答えたのですが、それは、まだ聖霊を受けていなかったからです。
第2テモテ1:7には、「神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です」とあります。この愛がアガペーの愛です。聖霊の中にアガペーの愛があるのです。私たちが自分に死んで、キリストに、聖霊に生きてもらうとき、神の愛が流れ出るのです。(続く)
■神があなたに望まれていること:(1)(2)(3)(4)(5)(6)
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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