世界教会協議会(WCC)は4日、同公式サイトに「WCC総幹事が日本国憲法第9条に関する憂慮を表明」と題する見出しの英文記事を掲載した。
「日本の東京における第4回9条世界宗教者会議で、世界教会協議会(WCC)総幹事のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト牧師・博士は、日本国憲法の第9条を再解釈ないし変更する日本政府の攻勢に深い憂慮を表明した」とこの記事は伝えるとともに、同総幹事による発題文の全文(英語)を掲載している。
ただ、口頭による実際の発題では、同総幹事は印刷されたこの発題文を一部読み替えていた。
「第二次世界大戦の後、1947年の憲法の一部として取り入れられたこの条項は、日本が国際紛争を解決するための手段としての戦争は不法であるとしている」と、WCCはこの記事で憲法9条について説明している。
なお、日本キリスト教協議会(NCC)は6日、同公式サイトにトゥヴェイト総幹事による発題文の全文(日本語)を掲載した。