【CJC=東京】第20回日韓司教交流会に参加するために韓国を訪問した日本の司教らが10日、交流会の一環として旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送るソウル近郊の施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、慰安婦被害者らに謝罪し、日本で慰安婦問題が正しく認識されるよう努力すると伝えた。韓国の聯合ニュースが報じた。
松浦悟郎・大阪補佐司教は、日本が被害者に対して傷を残したことを深く反省しているとした上で、亡くなった被害者の方々にも申し訳ないと重ねて謝罪した。また日本国民が慰安婦に関する歴史問題を正しく認識できるよう、日本の教会でも熱心に努力すると強調した。
11日から13日までソウル大司教区庁で開催される交流会は、今年は「国家主義を超える福音的人生」をテーマに開かれ、韓国側から24人、日本側からは16人が出席する。交流会は1996年2月に日本で「日韓教科書問題懇談会」が行われたのが始まりで、両国が持ち回りで開催している。