英国の「リプリーズ・ビリーブ・イット・オワ・ノット!ロンドン(Ripley's Believe It or Not! London)」が27日に発表した調査によると、英国人は神の存在よりも宇宙人の存在を信じているという。
回答者の半数以上は、地球外生命体を信じていると答える一方、神を信じると回答した人は全体の4分の1しかいなかった。
調査は、大人1500人と8~12歳の子ども500人を対象に行われた。大人が信じると答えた超自然的存在で最も多かったのは幽霊で、回答者の55パーセントが信じると回答。続いて、宇宙人(51パーセント)、UFO(42パーセント)、天使(27パーセント)の順で、いずれも神を信じる(25%)よりも上回った。
子どもにおいても類似した結果が見られ、宇宙人(64パーセント)、幽霊(64%)、UFO(50パーセント)で、神(33パーセント)と天使(27パーセント)よりも高かった。
リプリーズの統括マネージャーであるナターシャ・クランプ氏は、調査の結果が示している点について次のように分析した。
「調査結果によれば、他の生命体に対し偏見を持たないのは、子どもだけではないということが明らかです」
「私たちは科学の時代に生き、答えのほとんどを科学に頼っています。しかし結果が示したのは、私たちの多くは依然として、私たちの理解を超えた地球外生命体が存在しているかもしれないと思っているということです」
「人生の多くの疑問に答えがあると、安心します。しかし、ごく普通の人は、超自然とか未知のものに惹き付けられ、『もしもいたらどうする?』という論議がよく持ち出されています」
また今回の調査では、大人を対象に何が恐いかについても尋ねた。回答者の47パーセントがクモが恐いと述べ、次に大きい犬(24パーセント)、高い所(23パーセント)、飛ぶこと(13パーセント)の順であった。それほど驚くことではないが、大人の53パーセントは、自分の子どもたちが、親が恐いと感じている物を同じように恐いと思うことを防ぐため、子どもたちに自分が恐いと思っているところを見せないようにすると回答した。