世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事が来日し、12月3〜5日にYMCAアジア青少年センター(東京都千代田区)で開催される第4回9条世界宗教者会議に参加する。日本キリスト教協議会(NCC)が、同公式サイトで明らかにした。
NCCによると、トゥヴェイト総幹事は会議で、今年7月にWCCが採択した「日本国憲法第9条の再解釈についての声明」について、その採択の過程と、WCCが考える平和と正義について講演する。公開されているスケジュールによると、トゥヴェイト総幹事は12月3日の発題1(午後4時〜)で講演する。
9条世界宗教者会議は、NCCの呼び掛けにより、庭野平和財団、宗教者9条の和、日本カトリック正義と平和協議会など、キリスト教と仏教の7団体が準備委員会を組織し主催。「9条アジア宗教者会議」として2007年に東京、09年に韓国・ソウル、11年に沖縄で開催され、今回名称を「9条世界宗教者会議」と改め、4回目の開催となる。
今年は、米国合同教会、アメリカ改革派教会、カナダ合同教会、パックス・クリスティ、米合同メソジスト教会、合衆国長老教会、WCC、英国メソジスト教会、アジアキリスト教協議会、台湾長老教会、フィリピン教会協議会、香港基督教協議会、韓国基督教長老会、韓国教会協議会(NCCK)など、さまざまな国の団体が参加する予定。