【CJC=東京】過激派組織「イスラム国」は教皇フランシスコも標的としている、と在バチカン(ローマ教皇庁)イラク大使のビーブ・アル・サドル氏が警告した。イタリア紙「メッサジェーロ」(電子版)が13日報じた。
「私たちは皆、テロリストの考えを知っている。彼らの目標も分かっている。教皇を狙撃しようと計画している、と結論を出しているわけではないが、聖座(バチカン)の上層部には警告し、彼らも危険を認めている。ということで、バチカンは『イスラム国』の企図を阻止するため、イラクを支持している」と大使は語った。
一方、バチカン報道事務所長のフェデリコ・ロンバルディ神父は、「何か特別なことがあるわけではない。新しいことはない。心配せず通常のように事を進める」と語っている。