私たち人間のアイデンティティは一体何でしょう?
・今偶然ここに存在している
・今必然的に存在している
このどちらかです。
偶然に存在するという考え方は、進化論的人間観から出てきます。ちょっとでも何かが変わったらあなたは存在しなかったかも知れないのです。
一人の男性がこんな話を聞かせてくれました。
両親は、「子どもは3人」という家族計画があり、三男として生まれました。その後お父さんは、妊娠しないように手術をしました。長男が生まれる前に、母親は一人を流産したそうです。「もし流産しなければ僕はこの世に存在しなかった!?」。偶然に存在していると考え、何度も苦しんだそうです。
しかし後日、聖書を読み、イエス・キリストを信じました。その時から、自分は偶然に存在しているのではなく、神が私を創って下さり、必然的に存在させられていると知ってからは、人生がまるで変わってしまったそうです。
自分のことが好きになり、自尊心を持つようになり、人と自分を比べなくなりました。劣等感を感じていた部分を恥じることがなくなりました。
今、牧師となり神の愛を伝えています。
この世に偶然存在すると信じるのと、この世に存在するのは必然的だと信じるのでは、全く人生観が変わってしまいます。結果、人生が大きく変わります。
神は、あなたであるようにあなたを創られました。人と自分を比べる必要はありません。あなたがあなたであるからこそ価値があるのです。あなたは神の作品、またとない最高傑作です。
学歴、容姿、実績、才能、能力などで劣等感を感じてないでしょうか?人は何らかの点で劣等感を感じています。あなたは、偶然に存在しているのではありません。失敗作ではないのです。人と自分を比べなくても、最高の価値があり、最高に素晴らしい存在です。ダメな存在だという考えを脳裏から消し去ってください。
聖書は、「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と語ります。神は、あなたを愛しておられます。そのあなたを好きになってください。自分であることを喜び、自信を持ってください。
人の本当のアイデンティティは、神の作品です。神がデザインし、メイクしたのです。車のメーカーが車を作るように、神はあなたを創られました。
車が壊れたら、メーカーに持って行って修理を依頼します。今日あなたの心が疲れて、壊れていたとしたら、あなたのメーカーである神のもとに行きませんか?神はあなたを癒やし、あなたに自信と喜びと安らぎと愛を与えてくださるでしょう。
一言祈りましょう。「神様、あなたのもとにいきます。私を癒してください」
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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