理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)の笹井芳樹・副センター長が5日朝、首つり自殺を図った。現場には遺書が残されており、笹井氏は搬送先の病院で死亡が確認された。国内各紙が伝えた。
報道によると、笹井氏は同センターの関連施設内の4階と5階の間にある踊り場の手すりに、ロープのようなものをくくり付け首をつった。巡回中の警備員が同日午前9時ごろ発見した。遺書は笹井氏の研究室にある秘書の机の上に置かれていたという。
笹井氏は、STAP細胞の論文2本のうち1本で責任著者として名を記しており、小保方晴子ユニットリーダーの論文執筆において指導的役割を担っていた。