日本カトリック正義と平和協議会はこのほど、脱原発ネットワークを発足させることを発表した。これについて、同協議会は、カテドラル大名町教会(福岡市)で9月13日から3日間にわたって行われる正義と平和全国集会福岡大会の脱原発ネットワークミーティングで説明会を開催する。
説明会の概要は、1)正義と平和カトリック脱原発ネットワークについて、2)各地での脱原発活動についての情報交換と交流、3)トーク、福島被災と脱原発となっている、の3つ。3)の登壇者は決定次第発表される。
また、このネットワークの目的には、各地で脱原発の活動を実際にしているカトリック信徒相互の連携、脱原発に関する情報発信、各地での再稼働反対、建設反対のための結集へのカトリック教会としての組織的な参加、署名活動への組織的な協力、福島被災者への協力、教会への脱原発についての提言などが含まれている。
ネットワークの進め方について、同協議会は、「ネットワークは、a. 各地で地元の脱原発活動に参加する連絡委員(委員は原則として無償)、b. ネットワークから情報を受け取る会員、c. 事務局で構成する」と説明している。
また同ネットワークは、年に1回の総会(活動方針と公開シンポジウム)を開催し、年に数回のニュースレターを発信する。また、活動費は会員からのカンパ、および正義と平和協議会からの支援によってまかなうという。
「正義と平和全国集会福岡大会に参加を予定されている方で、脱原発にご関心のある方は、ぜひご出席をお願いいたします。まだ福岡大会について検討中の方も、福岡大会原発ネットワークミーティングへのご出席を視野に、あらためてご検討をお願いいたします」と同協議会は呼び掛けている。
福岡大会についての詳細は、同協議会のウェブサイトで。
日本のカトリック教会では2011年秋に日本カトリック司教団が脱原発メッセージを発表。同協議会も昨年秋からこのネットワーク立ち上げのための準備を進め、今年1月にはネットワーク発足に先立ちアンケートも行っていた。