日本聖書協会主催の「聖書と音楽の出会い・松江」が7月4日(金)、島根県松江市の市総合文化センターで開催される。ゴスペルシンガーの市岡裕子が出演。参加無料。定員400人。参加者には全員に「みんなの聖書 絵本シリーズ カードセット」(非売品)がプレゼントされる。
市岡裕子は、吉本新喜劇の元看板役者、故・岡八郎の長女。4歳からピアノと歌を習い始め、高校時代にジャズ、黒人音楽に触れる。16歳の時、母親がうつ病により自死。高校卒業後、アメリカへ留学する。フロリダのサンタフェ・コミュニティー・カレッジで秘書科を卒業。帰国後、貿易商社や領事館などでの秘書を務めるが、父親のアルコール依存症、吉本新喜劇からのリストラ、さらに胃がんと脳挫傷、弟の死と不幸が続く。
1996年に再渡米し、ニューヨーク・ハーレムの黒人教会で本場のゴスペルに出会う。1999年、ブルックリン・クイーンズ音楽院でブラックミュージックを本格的に学び、ゴスペルシンガーの道に。2001年、マクドナルド・ゴスペルフェストで3千人のオーディションの中から選ばれ、シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの母)と共演。2003年に帰国してからは、関西地区をはじめ、日本各地でゴスペルの指導に携わっている。
2008年からは「市川裕子インターナショナル・ミニストリー」を設立し、タイのバンコクとチェンマイで、エイズ孤児のためのチャリティー・ゴスペル・コンサートを開催。以後、支援を続けている。母教会は神戸バイブルフェローシップ(KBF)。
ピアノ伴奏は、大久保和慧(芦屋福音教会会員)。当日は、市岡によるゴスペル歌唱のほか、日本聖書協会の活動紹介が行われ、聖書などの販売コーナーも設置される。
日本聖書協会は、音楽を通じて聖書とまた同協会の働きを知ってもらう機会として、「聖書と音楽の出会い」を全国各地で開催している。同協会の渡部信総主事は「音楽を通じて共に聖書について考えるひと時を持ちましょう」と参加を呼びかけている。
日時は7月4日(金)午後6時半〜8時半(午後6時開場)。会場は市総合文化センター・プラバホール(松江市西津田6—5—44)。参加無料だが、事前申し込み(6月30日締切)が必要。チラシの裏面の申し込み用紙に記載して、FAX(03・3567・4451)または、メール([email protected])で申し込み。インターネットの申し込みフォームでも申し込み可能。
問い合せは、同協会広報部(電話:03・3567・1998、FAX・メールは同上)まで。松江地域連合牧師会、鳥取西部牧師会、松徳学院中学校高等学校、CLC BOOKS広島店が後援。