【CJC=東京】米紙ナショナル・カトリック・レポーターによると、ベトナム・カトリック司教協議会は10日、ベトナムと中国の対立が続く南シナ海における最近の情勢に関して、「カトリック教会の社会教説を実行するべく、ベトナム・カトリック司教協議会は自らの使命において常に平和を促進する自らの道筋を示すとともに、昨今の対立を解決する上で平和と正義が実現されるよう願う」とする書簡を発表した。
「現状は、武力衝突という極度の危険につながりかねない。中国政府は、侵略行為をすべて停止しなければならない」と司教協議会会長のパウル・ブイ・ヴァン・ドク大司教がベトナム司教を代表して語った。書簡は、紛争は平和的に処理しなければならない、と述べている。