【CJC=東京】エジプト・カイロの南方160キロのオクシリンコス付近の墓で発見された石板に、茨の冠をかぶった巻き毛の男性が祝福している姿が描かれていることから、イエスを芸術的に表現したものと推測されている。
エジプト考古省のモハメド・イブラヒム長官は、石板は6、7世紀にコプト教徒によって製作されたものとして、「色があせてはいるものの、祝福している姿は認められる」という。
スペイン・バルセロナ大学考古学チームのホセプ・パドロ氏は、素晴らしい発見としている。ただ描かれた人物が誰なのか、最終判断は今後のこととしており、もしイエスなら、現存しているイエス像の中では最古の画像となる。