【CJC=東京】教皇フランシスコが、相手に前もって断ることなく自ら電話をかけることで知られ、イタリア大衆紙からは「いきなり電話の教皇」と呼ばれている。
ただ教皇の個人的な電話にバチカン(ローマ教皇庁)が閉口している感じもある。フェデリコ・ロンバルディ広報事務所長も、もうたくさんだと思っているようだ。
AFP通信によると同所長は4月24日、教皇がかける電話はあくまでも「司祭としての個人的な」コミュニケーションであり、「公務の一部をなすものではない」と発言した。さらに、教皇の電話に関する報道が「誤解と混乱のもと」になっていると指摘し、そこでの会話から「教会の教えに関する結論を推察してはいけない」と述べた。