Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

被災地で震災関連の自死と離婚が激増 聖公会の支援センタースタッフが報告

2014年3月24日22時08分 記者 : 佐藤憲一
  • ツイート
印刷
関連タグ:東日本大震災石神井教会(日本基督教団)被災者支援センターしんち
被災地で震災関連の自死と離婚が激増 聖公会の支援センタースタッフが報告+
写真をスクリーンに映して被災地と支援の様子を伝える松本さん=23日、東京・石神井教会で

「あれから3年 今、被災地では」と題された「東日本大震災を覚える講演会」が23日午後、石神井教会(日本基督教団)で開かれた。日本聖公会修士で「被災者支援センターしんち」スタッフの松本普さんが、福島県を中心とした支援活動と被災者の自死など厳しさを増す現状について報告した。

震災後、日本聖公会は「いっしょに歩こう! プロジェクト」を展開し、福島県新地町をはじめとする4カ所(ほかに釜石、仙台、小名浜)に拠点を築いて活発な支援を行ってきた。新地町では信徒3人が津波で亡くなり、地震による損壊で磯山聖ヨハネ教会の会堂を失った。

磯山聖ヨハネ教会の歴史は、外国人女教師がこの地に保養に訪れ、1920(大正9)年に日曜学校を始めたことから始まる。1936(昭和11)年に礼拝堂が建てられ、一時は信徒89人を数えるまでになった。住民の多くがクリスチャンになるという、農村伝道が実った稀有(けう)の地域と言われた。

被災地で震災関連の自死と離婚が激増 聖公会の支援センタースタッフが報告
雪の残るなか、丘の上から被災地と海に向かって祈るボランティアの女性たち。(写真:被災者支援センターしんち)

津波で犠牲になった3人は同教会に所属する70代の夫妻と50代の娘さんだった。海岸から50mほどの場所で旅館を営んでいたが、家屋も人も流されてしまった。1960年の南米チリ大地震の際には地震発生から22時間後に6mの津波が日本を襲い、各地に被害をもたらした。その時はこの旅館の玄関まで津波が来たそうで、それがむしろ津波への警戒を薄れさせたのかもしれないと遺族は語っている。

旅館からさらに50mほどの高台にある磯山聖ヨハネ教会は、津波の被害を免れた。被災直後は地域の避難所の役割を担っていたが、揺れによる傾きと損壊が大きかったため、使用不可の判断がなされて取り壊されている。教会員12人すべての家が全壊や流失した。現在、礼拝などは仮設住宅の信徒宅や支援センターで続けており、被災した遺族のうち2人が洗礼堅信を決断したという。

被災地で震災関連の自死と離婚が激増 聖公会の支援センタースタッフが報告
会堂を失った磯山聖ヨハネ教会の人々が、支援センターでミサを行った。(写真:被災者支援センターしんち)

「被災者支援センターしんち」は、新地町役場に近い国道に面した土地に建てられたプレハブ施設で、地域のオープンスペースとして用いられている。被災者の心身のケアと孤立防止を目的とした傾聴、お茶会、映画会、寄席、指圧マッサージボランティア、さらに、夏祭りや郷土物産祭りなどを開催してきた。スタッフは新地町内に8カ所ある仮設住宅に訪問し、自治会と情報交換しながら協働で生活支援を続けている。

「3年を過ぎて4年目に入った被災地では、その時々のニーズを見極めて対応していかなければなりません。継続するものもあれば終結するものもあり、新たに開始する必要も生まれています」と松本さんは言う。仕事を失ったままの人が多い状況を憂慮して、聖公会では介護ヘルパーの資格を取るプログラムを設け、これまで9人が国家試験に合格したという。

地域の主要産業である農業は、原発被害にともなう風評の影響で、米、野菜、牛乳、肉の多くが、市場に卸せないままだという。支援センターにおいて配布したり販売したりしてきた野菜などはすべて公的な検査を通していて、安全性は確保されている。しかし、漁業は今も試験操業しか許されておらず、見通しの立たない打撃を受けている。

公共交通機関は今も復旧していないものが多い。その不便のために就学や就労に難しい面があり、人口は減り続けている。松本さんは、いわゆる「震災関連死」についても触れ、その深刻さを訴える。「被災者の自死が増えています。いまや関連死イコール自殺。その数は3桁に上ります」

報告によれば、宮城や岩手は減る傾向が見られるが、福島の自殺者は増えているという。津波による家や家族の喪失だけでなく、原発被害によって地域のコミュニティーが崩壊し、仕事を奪われ、残された家庭も揺らいでいる。「働きを失ったために、あるいはお父さんが単身赴任したための、離婚が激増しています。悲しい現実です」と松本さん。「物質的な欠落とメンタルな苦しみ、双方を見ていかなければ」

講演後の質疑応答で、今後できることについて尋ねられた松本さんは、「投げっぱなしではない、キャッチボールが不可欠」と、それぞれの地で求められていることを正確に知り、受け止めて動くことの大切さを指摘。その上で、傾聴、指圧マッサージ、歌、ギター、手品、どんなものでも、「みなさんの持っている賜物(たまもの)を使って被災地とつながっていくことです」

「支援センターしんち」の活動を通して、地域の人のキリスト教に対する理解や受け止め方に変化はあったのでしょうか、という問いに対しては、「宣教のためにはやっていません」と言う。スタッフがキリスト教徒だということは知られているので、「結果として、やはりクリスチャンというのは違うなと思われれば結構なことだとは思います」

「大切なのは、被災者の皆さんと歩調を合わせていっしょに歩いて行くことです。そこでは宗教を越えています。仏教徒の人もいれば、無宗教の人もいます。私たちはその時にこそ『イエスさまのスタンス』で、貧しい人、飢えている人、凍えている人、涙している人に、寄り添っていくのです」

講演会の最後に祈りの時が持たれた。「私たちはいま、ここに立たされているのです」と、松本さんは旧約聖書アモス書8章9~12節を朗読した。

――その日が来ると、と主なる神は言われる。わたしは真昼に太陽を沈ませ、白昼に大地を闇とする。・・・見よ、その日が来ればと、主なる神は言われる。わたしは大地に飢えを送る。それはパンに飢えることでもなく、水に渇くことでもなく、主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇きだ。

関連タグ:東日本大震災石神井教会(日本基督教団)被災者支援センターしんち
  • ツイート

関連記事

  • 【3.11特集】震災3年目の祈り(9):津波で信徒を失う悲しみ 会堂は災害支援の拠点に~大船渡教会

  • キリスト教の能と文楽が共演(1):3・11に東日本大震災3周年で鎮魂と復興の祈り込め

  • 東日本大震災3周年で米ニューヨークでも追悼式典「TOGETHER FOR 3.11」

  • “震災・原発・福島から見るキリスト教” 震災3年目を問いプロ・カト・無宗教各立場で意見交わす(1)

  • フラー副学長「3年経つ今こそ、震災の経験語り直すべき」 東日本大震災国際神学シンポ

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.