3月7日は120年以上の歴史がある世界祈祷日だ。日本でも80年以上にわたって続いている祈りの日で、日本各地の教会が同日に合わせて祈りの集会を開く。
日本キリスト教協議会(NCC)は世界祈祷日を1カ月前に控えた7日、日本各地で予定されている祈りの集いのリストを公開した。7日時点で集会が予定されているのは、北海道から宮城県までの全国の教会や大学など30会場。今月21日には新たに入った情報も加えてリストを更新する予定だ。
世界祈祷日は、1887年に米国の女性たちが移住者や抑圧されている人々を覚えて祈祷日としたことが、その始まり。その後2度の世界大戦を経て、和解と平和を求める祈りの日として、教派を超えて広がっていた。現在では世界祈祷日国際委員会(WDP)が中心となり、毎年3月第1金曜日を世界祈祷日として定め、テーマにそって共に祈りをささげている。今年のテーマは「砂漠を流れる水のように―エジプトからのメッセージ」になっている。
日本では1932年から始まり、第2次世界大戦中を除いて毎年開催されて来た。戦後1949年からは、NCC女性委員会がWDPから出されている原案を元に、日本語の式文を作成し配布している。
世界祈祷日の各地の集会でささげられた献金は、WDPを通して式文作成国の女性たちの活動のため、また国内外の女性たちの働きのために用いられるという。
首都圏では、日本基督教団鹿島教会(茨城)、カトリック熊谷教会(埼玉)、日本基督教団富士見町教会(東京)、同鶴川教会(同)、恵泉女学園(同)、日本基督教団十字町教会(神奈川)、同元住吉教会(同)、カーバランド長老キリスト教会田園教会(同)、日本基督教団山梨八代教会(山梨)で、祈りの集会が開催される(7日現在)。
多くの会場では3月7日に合わせて集会がもたれるが、いくつかの会場では3月7日を前後して集会を開催する。詳しくは、NCCが発表した世界祈祷日開催地情報を参照。