「断食祈祷聖会2014」(同実行委員会主催、日本福音同盟(JEA)など協力)は2日目の14日、午後7時から集会が行われ、ハーベスト・タイム・ミニストリーズ代表の中川健一氏が講演した。中川氏は、宣教に関する全体的な理解として「神の圧倒的な勝利に世界は向かっている」とし、「あなたの祈りは聴かれている。特にあなたのささげる大きな祈りほど聴かれている」と国のためにとりなし祈るキリスト者たちを励ました。
中川氏は、「私たちのすべき役割を果たしていくときに、時が来たならば、神ご自身が必ず責任をもって約束のことをしてくださる」と語り、「神に従い、悪魔に立ち向かう」を基本戦略に、2テモテ4章1、2節を具体的戦術とすることを提唱した。
中川氏は、2テモテ4章1、2節について「クリスチャンはすべて、自分の言動は父なる神とイエス・キリストがそこに介入しておられるということ、そして地上生涯をどのように歩んだかによって、御国において報酬が決まってくるという認識をしっかりと持つ必要がある」と説いた。その上で、「具体的戦術は御言葉を宣べ伝えること。あなたの考えや人生観、宣教のアイデアを伝えなさいではない。御言葉を語るということに尽きる」と強調した。
さらに、2テモテ4章3、4節について「いまの時代がこの話とまったく無関係だとは思えない」とし、「時代はそれて外れていく。それゆえに、私たちはもう一度気持ちを引き締めて、もっとも基本的な戦術に回帰していく必要がある」と再度、聖書の御言葉を説くことの重要性を強調した。