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天国から追い返された牧師

天国から追い返された牧師(1) 榮義之牧師

2014年1月30日23時48分
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関連タグ:榮義之
榮義之牧師+
榮義之牧師

脳内出血を起こすも、不思議に守られる

2012年7月22日。夕方、堺市での礼拝を終えました。いつもはすぐ帰るのですが、上海から来た婦人が初めて出席し、カウンセリングをして、帰りが少し遅くなりました。

駐車場から車を出そうとしたら、清算機にコインがなかなか入らない。やっとバーが上がり一方通行路へ出た瞬間、小さなポールにぶつかり、そのまま車が暴走しました。国道に出る前の三差路で電柱に衝突。ものすごい音とともに、車はひっくり返りました。驚いてすぐ駆けつけてくれた人たちが救急車とパトカーを呼び、集中治療室に運ばれました。

検査の結果、脳内出血が起こり、そのまま運転したためと分かりました。

しかし、不幸中の幸いとはこのことを言うのでしょう。「神様のなさることはみなその時にかなって美しい!」と、神様の最善に心から感謝しました。

あと数分後だと阪神高速道路上の大事故でした。いや三差路でぶつからなかったら、その先200メートルで国道26号線でした。さらに日曜日でなかったら、一方通行路は人通りが多く、人身事故の可能性もありました。

「牧師大事故」と全国版ニュースとなり、後で「脳内出血が原因」と報じられても間に合いません。全国の教会とクリスチャンに、大迷惑をおかけするところでした。主は、御名の栄光が汚されないように守って下さいました。

救急で運ばれた馬場記念病院は、事故現場から5分ほどの所にあり、脳内外科で有名な救急病院でした。神様の万全の備えに感謝しています。

例年ならば、アフリカ宣教でケニアに行っている時期でした。もしアフリカで脳内出血していたら……。

またその週は、福岡県久留米市や八女市、熊本県益城町、鹿児島県出水市、長島市、鹿児島市や知覧飛行場跡を経て、郷里の種子島へ向かう予定でした。帰路は熊本県や大分県、山口県などへの立ち寄りも予定していました。

どこで脳内出血が起こっていても、大迷惑をおかけするところでした。グッドタイミングの脳内出血&交通事故だった、と集中治療室の中で感謝し続けました。

同時に、長い間祈って集会の備えをしておられた教会に申し訳なく思い「すぐ退院させてください。新幹線で行けば大丈夫でしょう?」と、看護師さんたちを困らせ、主治医にきつく叱られてしまいました。

病院に駆け付けた家内に、主治医は「1週間から10日は集中治療室です」と、脳内出血の写真を見せながら説明されました。家内は、私の14年前の左脳内出血の写真を見ているので、今回の右脳内出血は3倍はひどいと、素人目にも分かりました。

「集中治療室を出ても、左半身不随になる可能性が高く、退院には2ヶ月以上かかるかも」との初期診断でした。

家内は娘とともに真夜中に帰宅し、自分の病気を忘れるほどに祈りました。

教会の愛する兄姉たちはもちろんのこと、事故をブログで知った全国の方々が祈り始めてくれました。各地の朝祈会、また水曜祈祷会に300余名も集まる大教会でも、毎週名前を挙げて祈ってくださいました。

本当に多くの祈りをありがとうございます。(続く)

■天国から追い返された牧師:(1)(2)(3)(4)(5)(6)

◇

榮義之(さかえ・よしゆき):1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、3つの教会の主任牧師、エリム宣教会として国内外の宣教を支援するなど、幅広い宣教活動を展開している。

このコラムで紹介する小冊子『天国から追い返された牧師(三たび輝く命に生かされて・改訂版)』は、著者が2012年7月22日に脳内出血と交通事故で病院に搬送されてからの入院生活、1カ月後の完治体験を書き綴った、神の恵みを証しする書。1999年の左脳内出血発症から、奇跡的に何の後遺症もなく完治するまでの体験談も収録している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:榮義之
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