ブラジルのリオデジャネイロの象徴となっている高さ約40メートルのキリスト像に落雷が直撃し、右手の指が損傷した。サンパウロ新聞が地元紙の報道として伝えた。
キリスト像を管理する教会のオマール・ラポーゾ神父によると、損傷したのは右手の親指と中指の一部。この他、キリスト像の横にある情報版や頭部にも被害があったという。
キリスト像は高台に立っており、元々落雷が多いが、避雷針を備え付けている。ラポーゾ神父は今回なぜ避雷針ではなくキリスト像に落雷があったのか担当技師に調査を要求しているという。
1931年にブラジル独立100周年を記念して立てられ、両腕を広げた左右は30メートル、重さは635トンある。クリスチャン人口が80%を超えるブラジルにおけるキリスト教のシンボルとなっている。