東京都杉並区に事務所を置くキリスト教NGOのチャイルド・ファンド・ジャパン(以下、チャイルド・ファンド)は、同区民を対象にしたキャンペーン「杉並区民の手でネパールに学校を!」を開催している。書き損じハガキや未使用の切手を回収することで、ネパールの子どもたちに学校を贈るというキャンペーンで、今回が4回目。
これまで行った過去3回のキャンペーンでは、ネパール・ラメチャップ群に小学校3棟を建設している。小学校1棟を建設するためには書き損じや年賀状、未使用の官製ハガキ1万5000枚が必要で、今回もこれを目標としている。
チャイルド・ファンドは、ネパールの教育環境について「雨季には雨漏りのする古い学校や、黒板や机が足りない教室も多く、勉強したいと願いながらも、環境の悪さから学校に行かない子どもや、中退してしまう子どもが少なくありません」と説明している。
未使用の(書き損じた)年賀状、官製ハガキ、未使用の切手を対象に、今月1日から来年2月28日までの期間で参加を呼びかけている。送付先は、〒167-0041 東京都杉並区善福寺2-17-5 すぎなみ係。
一方、同キャンペーンは、杉並区、杉並区教育委員会、杉並区交流協会、ネパール大使館、JICA(国際協力機構)が後援している。