日本基督教団の東京・西東京教区教会幼稚園連合会は、同教団の伝道推進室と共催して、幼稚園の園長、設置者らを対象とした研修会を来年1月に開催する。講師は、金城学院大学・宗教主事の深井智朗氏。
同教団では今年4月に伝道推進室主催で幼保一体緊急研修会を開催し、保育園と幼稚園の両機能を備えた施設を都道府県知事が認定する「認定こども園」へ移行した実例などを紹介した。この際にも多くの教会幼稚園・保育園の関係者が集まり、関心の高さを示したという。
各市区町村で実施の基準が進められている子ども・子育て新制度は、来年度初めには施設型給付金の公定価格が提示され、来秋には施設型給付金を受けるか否かの判断をしなければいけない状態。その中で、同連合会会長の岸憲秀氏(羔幼稚園園長)は、「このような情勢の中で、幼稚園経営に責任を持つ者は、幼稚園の将来が見えない不安の中に置かれ、このままでよいのか、今のうちに何かしておく必要があるのではないかなどと考え、迷い悩んでいるのはないでしょうか」と語る。
岸氏は、今回の研修会では「認定こども園の道をとるかとらないかの選択、判断をするにあたり、教会幼稚園は何を大切にすべきか、何を基軸とすべきかを考えたいと思います」と説明しており、発題者の久下彰氏(代田幼稚園)は、認定こども園に移行しないことを決めた同園の話しをする予定だ。
申し込みは、園名、参加者名を記載の上、東京・西東京教区教会幼稚園連合会(碑文谷教会付属幼稚園内)まで、ファックス(03・3760・4613)かメール([email protected])で可能。
日時:2014年1月13日(月・祝)午後1時〜同4時
場所:日本基督教団会議室(新宿区西早稲田2-3-18 日本キリスト教会館4階)
講師:深井智朗(金城学院大学・宗教主事)
発題:久下彰(代田幼稚園)