【CJC=東京】修道会「キリスト軍団」(レギオナリ・ディ・クリスト)カウンセラー6人の中の1人、デオマル・デグエデス神父が辞任した。執務に耐えるエネルギーが不足したためという。同軍団を管理する教皇代理ヴェラシオ・デパオリス枢機卿が辞表を受理、軍団改革の作業に謝意を表した。デグエデス神父は退会(還俗)も求めている。
キリスト軍団は、マルシャル・マヒエル神父が1941年、メキシコで創設した団体。マヒエル神父は、幼児性愛、神学生への性的虐待で告発されたものの、2004年まで軍団を支配した。08年に87歳で死去したが、さらに愛人と令嬢がいることも報じられた。
教皇ベネディクト16世は2010年5月、キリスト軍団を管理する教皇代理を任命していた。