【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)第10回大会が10月30日、主題「生命の神、わたしたちを正義と平和に導いてください」のもと韓国・釜山で開幕した。
開会礼拝は、世界各地の様々な伝統を重んじる連続祈祷が行われた。アジア、中東、欧州、アフリカ、北米、カリブ海地域、ラテンアメリカ、太平洋地域の諸教会の嘆き、叫び、望みが聞こえた。
最初の全体会議では、釜山市長、大会ホスト委員会議長、WCCのオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事らが、代議員や参加者へ歓迎の挨拶をした。
トゥベイト総幹事は、韓国の教会、釜山市、韓国政府に感謝の言葉を述べ、加盟345教会から、青年、WCCスタッフ、スチュワード(世話係)、通訳など約3000人、韓国教会から1000人以上が参加している、と語った。100を超す国・地域から参加している。
総幹事は、前回のブラジルのポルトアレグレ第9回大会以後にWCCに加盟した「ブラジル独立長老教会」「ラオ福音教会」「ヨルダンと聖地の福音ルーテル教会」を歓迎、紹介した。
大会開会宣言はWCC中央委員会のワルテル・アルトマン議長が行った。
WCC大会は、1948年にオランダのアムステルダムで開催以来、54年エバンストン(米)、61年ニューデリー、68年ウプサラ(スウェーデン)、75年ナイロビ(ケニア)、83年バンクーバー、91年キャンベラ、98年ハラレ(ジンバブエ)、2006年ポルトアレグレ(ブラジル)で開催された。