10月11日から14日まで国立京都国際会館で開かれる宣教大会「エンパワード21全日本大会」(同実行委員会主催)の関西総決起大会が27日、大阪市中央公会堂で行われた。集まった約700人の教職信徒が日本のリバイバルのために熱心な祈りをささげ、10月の本大会に向けて早くも盛り上がりを見せている。韓国・ヨイド純福音教会牧師の李永勲(イ・ヨンフン)氏が「聖霊の人」と題して講演し、「日本にリバイバルが起こる。多くの人が救われる。教会が聖徒で一杯に満ちあふれる。多くの青年たちが教会に集まってくる。信仰の告白を語ってください」と訴え、「全世界にリバイバルが起こっている。いまは日本の順番が来たのです」と力を込めた。
「エンパワード21」は、ペンテコステ運動の契機となったアズサストリートのリバイバル100周年をきっかけに、世界の主要なペンテコステ運動の指導者たちを中心に起こった世界規模の宣教拡大運動。2010年4月に米オクラホマ州タルサで開催された第1回世界大会には、世界95カ国から1万人を超える教会指導者らが集った。世界評議会を中心に、アジア、アフリカなど世界12の地域ごとに組織運営委員会がすでに立ち上がっており、世界各地で運動を展開している。日本での大会開催は今回が初めて。
李氏は、ゼカリヤ書4章6節を強調し、「(日本のリバイバルは)私たちの力、能力でできるわけではない。聖霊が臨まれなければならない。聖霊の充満を受けて下さい。そのために、御言葉を握り締めて祈らなければならない」と訴えた。
また、エリヤの祈りを例に挙げ、「答えが来るまで切に祈らなければならない。祈ること以外に、リバイバルの秘訣はほかにない」と熱心に祈ることの重要性を繰り返し強調し、「みなさんが祈って、祈って、また祈ることを願います。そのとき神様が大きな祝福を与えて下さる。神様が働いてくださる」と説いた。
大会については、「驚くべき聖霊の働きのきっかけになる聖会になると信じている」とその重要性を強調し、「エンパワード21を通して日本全国にリバイバルの風が吹きますように。みなさんがリバイバルを期待し、聖なる夢と希望を持つことを願います」と訴えた。
そのうえで、リバイバルを待ち望むキリスト者の姿勢について、「いつも福音の証人にならなければならない」と説き、福音を証しすることに命を惜しむことなくささげる「殉教者的な霊性」が必要だと訴えた。
最後に李氏は、「聖霊様の風さえ吹くならば、短い期間にでも私たちが期待するよりもっと多くの、驚くべきリバイバルが起こります。リバイバルを期待してください。リバイバルのために祈ってください。奇跡が起こります。リバイバルがやってきます」と力を込めた。
大会後半は、東京新宿シャローム教会牧師で24時間祈りの家代表の富田慎悟氏と、大阪エレベートチャーチ牧師の佐々木拓也氏が祈りを導いた。参加者は日本のリバイバルのために、熱心に祈り続けていた。