「エンパワード21全日本大会」(同実行委員会主催)は13日午前、国立京都国際会館で礼拝を行い、国内外のキリスト者約3000人が出席した。エンパワード21・アジア地区代表議長のニコ・ニジョトラハルジョ氏と大和カルバリーチャペル主任牧師の大川従道氏が説教した。ニコ氏は、「主はこの場に非常な喜びをもって共にいてくださることを確信している」と語り、キリスト者の一致について「この終わりの時代に主を喜ばせる本当に大切なこと」と強調した。
ニコ氏は、「私は信じている。日本は必ず変わる」と語り、「(しるしと不思議なわざを伴う)神の御業が日本で続々と起こり、多くの人々が悔い改めて神に立ち返ってくる」と強調した。また、インドネシアのキリスト者が一致する中で起こされていった数多くの神の御業を証言し、「インドネシアだけではなく、同じ御業が日本で必ず起こると信じている。皆さんは見るようになる。いままで見たこと聞いたこともなく、心に浮かんだこともない御業を、神は備えておられる」と語った。
ニコ氏は、「主の御前で、希望がない、望みがないなどと決して言ってはいけない。主の御前においてはすべてのことが可能」と語り、「どのような問題を持っていたとしても、主はあなたを癒やすことができるし、あなたを癒やしたいと願っていらっしゃる。あなたの証しを通して多くの方が主に心を開き、立ち返ってくる」と強調した。
大川氏は、エンパワード21について「これからはペンテコステ派以外の先生や信徒の方々が次々に加えられてくると知ってほしい」と語り、「人間の力ではなく、日本基督教団、聖公会、バプテスト、ルーテル派、長老派、改革派、ホーリネス教団、ナザレン教団、兄弟団、同盟教団、インマヌエル教団、単立のひとつひとつ、ペンテコステ、カリスマ、純福音、セブンスデーもカトリック教会もオーソドックス(正教会)も、すべての戸が開かれる」と力を込めた。また、カトリック教会とオーソドックスについては、「(プロテスタント教会が)長い間裁いてきたことを悔い改めて前進することが、いま私たちに要求されていること」とし、具体的な行動を呼びかけた。
大川氏は、「日本人の99%が地獄に行くことは絶対に神の御心ではない」と強調し、「日本中、イエス・キリストの十字架の愛の対象でない人は一人もいらっしゃらない」と説いた。そのうえで、「みんなで一緒にやならなければ、世界中に福音を伝えることはできない」と語り、「すべての教団教派を愛すること、やわらかい心で受け入れていただくことが重要」と全国のキリスト者の一致を訴えた。