【CJC=東京】バルト3国のリトアニアで10月14日、ビサギナス新原発建設の是非を問う国民投票が実施された。反対が62%を占め、賛成の34%を大きく上回った。同日実施された議会選挙でも、野党が優勢で、4年ぶりに政権に返り咲く見通し。
野党側は建設コストなど計画の再検討を求めていたことから、国民投票に原発建設を止める強制力はないものの、新政権で見直し論議が強まると見られる。
ビサギナスは、首都ビリニュスの北東約150キロ、ベラルーシとラトビアの国境沿いにある。新原発建設は、日立製作所が受注の優先交渉権を獲得している。