ストーリーは大衆に向けて語られたもので、彼らのファンたちが日常的に誰かを愛することを奨励するものだった。
ザ・ネロンズは、「私は今日、食料品店で年配の夫婦を見たんだ。男性の方は少し冴えない感じだったけど、素敵な服を着ていた。そこに若い母親が4歳ぐらいの娘を連れて通り掛ったので、私は振り返ってそれを見ていた。すると男性は女の子に『やあ』と話し掛けて、まるでハグを求めるように大きく手を広げたんだ」と書き記した。
ザ・ネロンズはストーリーをこう続けた。「その少女は少し立ち止まって、ハグをしようかどうか考えていたんだ。母親もね。結局彼女はハグをした。彼女は微笑みながら祖父に対するように男性を抱き締めたんだ。私は彼の人生に素晴らしい時が戻って来たように見えたよ。恐らく彼はこれまでも同じことを少女たちにして来たんだと思う。そして彼はおもむろに1ドル札を取り出して女の子の手に握らせたんだ。彼女はものすごく喜んでいたよ!その様子を見て男性も嬉しそうだった。男性の妻は彼がアルツハイマーだと若い母親に告げたんだ。これを見て私は、年齢や過去の人生にかかわらず、全ての人が愛し愛されるために生きているんだと考えさせられたんだ」
家族トリオのザ・ネロンズは、「今日ある程度の時間を使って誰かに愛を示して欲しい!」とファンたちに語った。
6部門でダヴ・アワードを受賞し、3度グラミー賞にノミネートされた経験をもつ彼らは、伝統的なルーツを守りながら新しい歌を教会に届けることで福音を広めることを音楽活動の目的としている。
ザ・ネロンズは7月20日から同27日にかけて行われるアラスカ・クルーズ2012に参加し、ジェフ&シェリ・ イースターやザ・アイザックス、バディ・グリーン、ザ・マーティンス、シャーロット・リッチー、グレッグ・リッチー、レジー・アンド・レディー・ラブ・スミス、アンディ・アンドリュースといったアーティストたちの中に加わる。